マイアカドットコム

海外FXマイクロ口座でのトラリピ運用結果を公開|FX運用におけるポートフォリオの一つとして少額運用中

Tips

PC負荷を抑えてMT4を軽く|1GBプランでもフリーズしないVPS環境作り|Tips

投稿日:2018年9月20日 更新日:

XMマイクロ口座でのトラリピ運用に必要不可欠なMT4。

当サイトで紹介している、トラリピ運用を1口座で行う程度であればVPSは1GBプランで十分ですが、より多くの口座、EAを稼働させている際にチャートの表示やEAの設定を行っていると、動作が思いなぁ、と感じることはありませんか?

バリバリのハイスペックマシンで起動していているような方は気にならないかもしれませんが、EAを用いた自動売買をVPSの格安プラン(例えばメモリ512MBや1GBプラン)で運用しようとする際には、少しでも負荷を下げておきたいところです。

管理人はもともと国内FX業者にて口座を開設、メモリ1GBのVPS契約+複数のMT4を同時に稼働させていた時期がありますが、4つ以上のEA稼働となると反応が鈍く、時にはMT4がフリーズしてしまうような事象も経験しました。

レートを見て、「よし!今日は利確があるなぁ~」と思って確認したところ、発注がかかっていなかった!なんてこともありました。

大事な資産を運用するうえで、PCフリーズは発注が不可能になるだけでなく、機会損失、最悪は発注が行われないことで致命傷となる損失を生んでしまうかもしれません。

MT4も、ソフトの設定や使い方次第では負荷を下げてより快適に稼働させることが出来ます。

この記事では、VPSの低メモリ契約や低スペックPCでのMT4稼働を前提として、少しでも動作を軽くする方法について紹介します。

気配値を非表示にする

まずは一番最初に取り組んでいただきたい内容で、気配値の非表示です。

基本的なところですが、トラリピEAを動かしているときに気配値を見ることはありません。

というか、MT4の画面を見ることすらほぼなく運用するのが基本スタイルとなるはずです。

よって、常にレートを表示しているこのウインドウは非表示にしてしまいましょう。

ニュースを無効にする

次に、MT4の数あるツールの中で不要と思われるものを無効にしていきたいと思います。まずは「ニュースの無効化」。
ニュースは有能なトレーダーの方にとっては有益な情報がきっと詰まっているのだと思います。

が、トラリピには関係ありません。

ニュースを見てトレードを判断できるのであれば、トラリピをしないで裁量トレードで資産運用しますよ!ってことで不要ですよね。

メニューの「ツール(T)」→「オプション(O)」でオプションを開き、サーバータブを確認してください。

チャートの本数を減らす

次にMT4で表示するチャートのバー数を減らす設定を行います。

先ほどと同様にメニューの「ツール(T)」→「オプション(O)」でオプションを開き、チャートタブを確認してください。

赤枠で示した「ヒストリー内の最大バー数」「チャートの最大バー数」を変更します。

ヒストリー内の最大バー数・・・バックテストを行う際に、どれだけのバー情報を取り扱うか、を設定する項目になります。EAを実際に稼働する際には影響がないためこちらの数字を変更します。管理人は「2000」に設定していますが、トレードにはなんの問題もないです(当然ですが)。

チャートの最大バー数・・・チャートに表示されるバーの数を設定する項目です。EAによっては、過去のバーを何本参照して、その結果をもってトレードの判断を行う、などのロジックを組み込むものがあります。しかしながら、トラリピを行う上では過去のバーを参考にして発注を行うことはないため、ここの数字も意味を持ちません。管理人はこちらも「2000」に設定しています。

それぞれの項目について、「512000→2000」「65000→2000」と大幅に数字が小さくなりました。

なにかものすごく負荷が下がりそうな気がしますよね!以上でチャートの本数設定は終了です。

音声通知を無効にする

最後に音声を無効化します。

自宅のPCで稼働させる際や、専業トレーダーの方などがチャートを目の前にしてトレードを行う際には約定の音声通知などは有効だと思います。

しかしながら、トラリピEAではシビアになる必要がありません。VPSで運用している場合には、まず音声そのものが確認できない、なんてのもあるのではないでしょうか。

先ほどと同様にメニューの「ツール(T)」→「オプション(O)」でオプションを開き、音声設定タブを確認してください。「有効にする」のチェックを外すだけの簡単設定です。

正直、音声設定によるPC負荷低減効果は管理人も体感したなぁ、というものではありません。ただし、不要なものを極力オフにする、という考えのもとで設定しています。

まとめ

以上、MT4の動作を少しでも軽くするための設定を紹介しました。

タスクマネージャなどで、設定前後のCPU、メモリ稼働率などを確認すると負荷が下がっているかと思います。

管理人は、この設定を行うことで1GB契約のVPSにて最大で7つのMT4を稼働させていました。もちろん、使うEAやインジケータによっては同様の効果が得られないかもしれません。

もし、今回紹介した設定を行っても動作が改善されなければ、よりメモリ容量の大きなプランに変更するなどの対応をとるのが良いかと思います。

また、今回紹介したもの以外でも、無効化などによる負荷低減はまだまだ可能だと思います。

チャートの本数にしても2000よりももっと小さくすることでより効果が得られるかもしれませんので、ご自身の環境の最適な設定をぜひ構築してもらえればと思います。

-Tips

Copyright© マイアカドットコム , 2025 All Rights Reserved.