みなさんはすでに国内口座をいくつかお持ちでしょうか?今回はそれに加えてXM口座はいかがでしょうか?というお話。
口座資金の余裕を考えると、長期での運用とはいえ口座レバレッジは重要になります。
国内口座であれば最大で25倍になりますが、業者によっては通貨ペアによって別途設定している場合もあります。あくまで最大で25倍であって、例外としてそれ以下になる場合もあります。
米ドル、ユーロ、豪ドルなどの日本で人気のある通貨ペアは25倍ですが、新興国通貨(南アフリカランド、トルコリラ、メキシコペソなど)、マイナー通貨などはもう少しレバレッジが低く設定されている業者も多いですね。
この25倍という数字、FX取引の歴史とともに変化していて、数回の改正を経て決定しているものです。今後の流れとしては、レバレッジはさらに低く最大で10倍に規制しよう、などまだまだ試行錯誤というか変更の可能性は高そう。
レバレッジ10倍規制についてはちょこちょこと話題になるので、国内口座でも運用している私としては気になるニュースです。ただし、私自身に出来ることは「国内口座が10倍規制になったときに対応できるよう、今から運用口座のマネジメントを行っておく」ことくらいです。
国内口座での少額トラリピ影響
このブログでは、少ない入金&少ないロットでの取引を紹介しています。口座資金に対する必要証拠金の割合を下げて、ロスカットへの余裕を確保するために高レバレッジ口座の活用、がその内容。
もし、レバレッジ10倍規制が適用されてしまうと、現在の25倍に対してより多くの証拠金が必要になります。
この場合は口座資金に対する必要証拠金の割合がぐっと上がってしまいますね。国内業者でのトラリピは1000通貨/1ポジションとなるでしょうから、豪ドル円1000通貨を基準にすると、約3,200円→8,000円となってしまいます(豪ドル円:80円で計算)。
これはきつい。
仮に口座資金として5万円を入金、1円刻みで1,000通貨ずつのトラリピ設定を行ったとすると、おおよそ5円の円高(下落)でロスカットです。2018年の豪ドル円の最大/最小幅だけ見ても10円以上ありますから、これでは追加の入金なしでの長期運用は少し難しそうです。
XM口座だとどうなる?
準備する資金は同じく5万円。XMの場合、100%入金ボーナスを活用すると口座資金としては10万円分になります。ボーナスありがたいです。先ほどの仮定と同じように計算してみましょう。
豪ドル円の場合
1円刻みで1,000通貨ずつのトラリピ設定は同じとして、豪ドル円が80円からスタートしたとして14円の円高には耐えられます。内訳は以下の通りです。
| 口座残高 | -98,000円 |
| 必要証拠金(14,000通貨) | 約1,200円 |
| 合計 | 99,200円 |
一度も利益確定なく66円まで下落してもロスカットされずに済みます。結構すごい!
米ドル円の場合
1円刻みで1,000通貨ずつポジションをとる設定として、110円からスタートした場合も14円の円高に対応可能!
| 口座残高 | -98,000円 |
| 必要証拠金(14,000通貨) | 約1,800円 |
| 合計 | 99,800円 |
一度も利益確定なくこのくらい一気に円高に進むことは考えにくいことから、運用期間が長ければ長いほどさらにロスカットはされにくくなります。
実際、豪ドル円を運用して3か月で7,000円ほどの利益を上げていますから、その分はさらに口座の余裕度が増しています。
まとめ
現在のところ、国内口座もレバレッジ25倍のままですからそれほど深刻になる必要はありません。しかし、仮にレバレッジ10倍規制が始まってしまうと国内口座での長期での少額投資はなかなか難しくなりそうです。運用通貨ペア、トラリピ設定ともにしっかりと再検討する必要がありそうです。
私の場合は、国内口座も利用している一方、積極的に最大レバレッジが大きい海外口座も活用しています。どの口座も一長一短あるもので、これだけでオッケーなんて万能なものはありません。
みなさんも、口座の個性を活かした運用&何かが起きたときに備えて運用口座を複数準備してみては?オススメです。